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「弱者の戦法」佐久間の今週の一冊

2012年12月03日 日記

今週の一冊は、田尻賢誉さんの「弱者の戦法」です。
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弱者が強者に勝つために。

この本は高校野球をモチーフとして、上記の内容について書かれている本です。

弱小県と呼ばれていた岩手県から、今ではプロ野球選手を輩出している花巻東高校では、本気で「日本一」を狙った。

その第一声が、取り組む姿勢で日本一になることだった。

・日本一のあいさつ

花巻東野選手は、立ち止まった上で、正しい日本語であいさつをする。

「おはようございます」「こんにちわ」「ありがとうございます」現代風の短縮語や「ちわっす」などの簡略後は使わない。

・日本一の整理整頓

ぢウグをきちんと並べて揃えるのは当たり前、並べる向きにもこだわる。

グラウンド整備をはじめグラウンド周辺の五味広いなどの環境整備も徹底してやる。

西武に入団した菊地雄星選手が掃除を担当していたグラウンド脇のトイレも、いつもキレイに保たれていた。

そこで得るものは「人の為に何かをすることによって、人の立場で考えさせられるようになった」事である。

「信頼というのは、一日や二日でできるものではない。そういう姿を三年間見せたことによって、仲間が逆転してくれたり、

助けてくれたのかもしれません。」

最も人の嫌がるトイレ掃除を毎日続けることが、どれだけ大変なことが。

チームメイトたちはそれがわかっていrた。だからこそ、スーパースターの菊地雄星選手が浮くこともなく、むしろ一体となり

日本一のチームワークを生み出すことができたのである。

当たり前のことを徹底することが気づ気を生み、信頼感を生み、自信を生む。

その自身が強い心を作り出す。花巻東が幾度も終盤に奇跡的な逆転劇を演じることができたのが、この強い心と無関係ではない。

・日本一のカバーリング・全力疾走・ベンチの雰囲気

プレーで徹底したのは全力疾走とカバーリング。

野球の技術に関わらず、誰もができることだったからだ。

一塁ベースを超えて、外野の芝生までスピードを落とさない全力疾走は見事の一言。

だが、それ以上にこだわったのはカバーリングであった。カバーリングはあくまでカバーリングだが、万が一というように

一万回に一回の為に備えるのが目的である為、全力疾走が無駄に終わることの方が多い。

それでも、手を抜かない。練習で部員同士が「手を抜くな」「しっかり走れ」と部員同士が厳しい目で行っている。

そしてもう一つ。他のチームを圧倒するベンチの雰囲気。

とにかく拍手や声が途切れない。流れが悪い時にこそ、流れを悪くしない様にしないといけない。

流れが悪いときこそベンチの出番である。

以上の様に日本一の項目が増えていくことによって、野球でも日本一に近づいていった。

手を抜かずやりきった自信と誇りが、日本一を信じる力になった。

可能性を狭めるのも、広げるのも自分。本気で日本一を目指せば行動も言葉も日本一になる。

チームとして何を目指すのかを決めるということが大切で、それが第一歩である。

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