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村山の今週の逸品 パラブーツ シューホーン

2013年04月25日 日記

今週の逸品も第三回目です。

今回もまた靴シリーズです。クリームの次はシューホーンを紹介しようかなと思います。
シューホーンとは靴べらのことです。今回は僕が愛用していますシューホーンの紹介です。
パラブーツのシューホーンです。
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パラブーツは僕の好きなレザーシューズのメーカーです。
僕もパラブーツは一足持っていますので、次回紹介しようかなと思います。
僕も前からシューホーンを買おうと思っていましたが、なかなか良いものが見つからずあきらめていた時に見つけましたのが、このパラブーツのシューホーンです。
手元が回転するコンパクトなシューホーンですので、ジャケットの内ポケットやパンツのポケット、カバンの中と場所を選ばずしのばせておけます。
使いやすさもいいですし、何より値段が安いのが気に入りました。たしか2000円ちょっとだと思います。
さりげなくポケットからだし靴を履いたらかっこいいですね。また使い込むことで、手に馴染んでいく革の質感がお楽しみいただけます。またシューホーンを使うことで、靴の履きやすさはもちろん、靴も傷むことなく履けますのでお気に入りの靴を長く大事に履くこともできます。
皆様も是非シューホーンをお使いください。

佐久間の今週の一冊

2013年04月22日 日記

今週の一冊は星野智幸さんの「俺俺」です。

ひょんなことからオレオレ詐欺を働いてしまった「俺」長野均は、気付いたら騙した母親の息子になってしまった。
一方本来の母親のもとへ訪ねてみると、別の「俺」がすでに家に住んでいた。
「俺」が複数人いることで、他人と分かり合えていなかった「俺」が喜びを得る前半、「俺」があまりにも増え続け、自身のアイデンティティが揺らぎ始める中盤、そして怒涛の展開が待ち受ける終盤にかけて、特異な設定ながらまったく飽きさせることなく物語。

「俺」は、これまでの「俺」ではなく、となりにいた気にくわないあいつが「俺」になってしまい、 いままでの「俺」ではなく、あいつが「俺」になってしまう。

そこからだんだんと「俺」の自意識が拡散していき、 カメラの安売り屋に勤めている「俺」の気に入らない上司までもが「俺」であり、 みんなほとんどが、「俺」になっていく。「俺」が三人で高尾山に登ったり、違う「俺」が女の「俺」と付き合っていたり。「俺」と「俺」は共感する部分が多く、居心地が良かった為、毎日のように三人は一緒にいた。やがて、「俺」が拡大していき、 そんな「俺」は「俺」を殺すことが多発していき、最後にはみんな「俺」同士が殺し合う、という結末に。居心地が良かったはずの「俺」なのに。

現代は自己中心とか、自己愛が強い人が多い。 実はそれは、他人を「俺」に従わせたい、征服感。すなわち他人を「俺」にしたい、というワガママでもある。それが拡大していく現代社会を描いた作品となっています。
個性を大事にしていたはずなのに染まることが生きることになっていく。周りの目を気にせず個性を見つけられる人になれたら。自分自身を理解する為にたどり着く場所にたどりつくのかもしれない。

鈴木の今週のドライヴスポット 「すずめっこ森」

2013年04月17日 日記

今月から始まりましたこのブログ、第2回目はかすみがうら市にあります「すずめっこ森」をご紹介させていただきます。


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「すずめっこ森」は花摘みやいちご狩り、新鮮な野菜や果物などの農産物直売所です。
つい先日、この「すずめっこ森」でいちご狩りの体験してきました!
いちご狩りは12月頃から5月頃まで開園してまして、月によって費用が異なりますが、大人は800円~1500円(小学生以下だとさらに安いです)でいちご狩りを体験できちゃいます。
体験時間は30分と短いですが、その間はいちご食べ放題!
実際に体験してみると、かなりの量のいちごを食べることができました。
さらには、とちおとめ・女峰・章姫・紅ほっぺ・新大玉と種類も豊富です!


いちご狩りの後は園内にあるファミリー牧場がオススメです!
ここでは、オウムや名古屋コーチンなど珍しい世界の小鳥を観れたり、うさぎと触れあうことができたりと、いちご狩り後の疲れを癒してくれます。(笑)


「すずめっこ森」は6月頃~11月頃までは休園となりますので、GWのお出かけにいちご狩りはいかがでしょう?


【アクセス】 「すずめっこ森」 茨城県かすみがうら市下佐谷978-1

佐久間の今週の一冊「残り全部バケーション」

2013年04月15日 日記

今週の一冊は、伊坂幸太郎さんの残り全部バケーションです。

この本は、「溝口」と「岡田」という、犯罪のアウトソーシング的な仕事をしている裏稼業コンビに関わる5つの物語です。

第一章 残り全部バケーション
第二章 タキオン作戦
第三章 検問
第四章 小さな兵隊
第五章 飛べても8分

以上五章による短編小説なのですが、「不思議タキオン作戦」「検問」「小さな兵隊」は、別々の小説誌に掲載されたもの。最後の「飛べても8分」は書き下ろし。いわばバラバラに書いた5つの作品が、なことにすべてつながっているのです。これは伊坂ワールドといっても過言ではありません。
伊坂さんは泥棒や殺し屋とか犯罪に絡む仕事をする人物を主役とした作品が多いのですが、キャラクターはなぜか憎めないといった小説が多い
溝口が岡田に裏稼業の手ほどきをした。この溝口が、何ともいい加減な男で、やることは行き当たりばったり、自分の身が危ないとなれば責任を他人に平気で押し付ける。でも、なぜか憎めない。岡田も溝口にひどい目に会わされるのだけれど、なぜか責める気にならない。「魅力的な登場人物」の筆頭はこの溝口。それに岡田をはじめ、その他にも粒ぞろいです。
裏稼業でコンビを組む岡田と溝口ですが、一話目で二人のコンビは解散してしまう。 岡田が当たり屋のような裏の仕事をするのが嫌になり、仕事を辞めたいと言い出したことが 原因。相棒である溝口は承知するが、裏稼業から足を洗うことがそう簡単に行く筈も
ない。上からの圧力により、結局岡田は溝口の前から姿を消されてしまう。そのことを、ずっと 溝口は後悔し続けることになります。
岡田も溝口も悪いことをする側の人間ですが、どちらもどこか人が好いというか、憎めないキャラクターです。
それだけ溝口と岡田の絆は強かったのです。その証拠に、その後誰とコンビを組んでも、ふとした 瞬間に岡田のことを思い出す。そして、不本意な形で岡田を失ったことをずっと悔やんでいる。
全体的にとても読みやすく、ぐっと本に入ってしまうほど読みやすい本です。印象に残るセリフも挟まれていて、何より最後に溝口と 岡田の関係に意外な結末が用意されていたところが良かったです。
作品を通して、携帯電話やらスマホやら、公衆電話やらデジカメやら、デジタルな機器が結構キーとなって登場して、それぞれの特性が作品の中でしっかりと生かされているのも面白いです。
『自分の人生、残り全部バケーション』
こういう考えって、面白いですね。人生まだ続いていくから、全部バケーションのつもりで生きよう!そんな風に思えたら、これからの人生楽しくなるのではないでしょうか。

村山の今週の逸品 プレ二アムディアマント

2013年04月10日 日記

スズキアリーナ水戸桜の牧の村山です。
今週の究極の逸品も第2回目になりました。
今回僕が紹介する物はコロニルのプレニアムディアマントという革靴の靴クリームです。僕はほぼ毎日革靴を履きますので、クリームは必需品です。
革靴を履く人は必見の回ですね。
僕は今まで、たくさんのクリームを使ってきましたが、一番良かった物がこのコロニルのプレニアムディアマントです。

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ブランドを簡単に紹介します。
コロニルは世界中100カ国以上で愛用されているドイツ ザルゼンブロッド社の靴と皮革のケア・アイテムを扱うトップブランドです。ザルゼンブロッド社の歴史は、1909年にカールエッセルとポール、ウォルターザルゼンブロッド兄弟が、スウェーデンのオイル生産者のためにレザーオイルを樽からビンに詰めていた時代に遡ります。その特約店のひとつがコロニルのブランドネームで靴やシューケア用品を売り始めましたのが始まりです。以来、皮革製品の風合いを損なうことなく最大限に素材の魅力を引き出すための商品開発に取り組み続け、2000年以降にはナノテクノロジーを駆使した商品開発に注力をしています。一方、1950年代にはスポンジ付きチューブのクリーム、60年代にはエアゾールタイプを発表するなど、使い勝手も考慮した画期的な製品を手がけているのも特長です。

ちなみに僕は無色のクリームを使っています。ディアマントを使ってみて一番感じられるのは、ツヤがかなりでることです。ツヤは重要です。
僕はこのクリームを使ってから、靴磨きが更に楽しくなりました。
多少お値段は高いかもしれませんがそれだけのことはあると思います。
靴だけはなく、ハンドバッグ、財布、ベルトなどにも使えます。皆様も是非一度使ってみてください。

佐久間の今週の一冊「ルーズヴェルトゲーム」

2013年04月08日 日記

今週の一冊は池井戸潤さんのルーズヴェルトゲームです。

中堅電子メーカー青島製作所は町工場からスタートし企画力開発力を生かし、非上場ながら売り上げ500億会社にまで成長。
今製造業に重くのしかかる不況にあおられ、赤字決算・銀行の融資も厳しくなっている状況。
リストラを余儀なくされている状況。それだけでは済まない状況だった。
それは、創業者青島の象徴といってもよい野球部だった。青島製作所野球部はかつて名門野球部だったが、今はその面影もない状況。人件費と維持費のかかる野球部は今や会社のお荷物となっており、廃部がささやかれていた。
だが、野球で雇用されてる社員すなわち廃部は解雇を意味する。その部員の生活を考えるとなかなか廃部にできない。
その低迷する野球部に新しい監督がやってきた。
彼はベテランを外し、今まで使われていなかった選手を試合で使った。部員たちはとまどいと反発をするが、彼の理論的・緻密な戦略と大きな愛情に部員たちは一つになっていく。
勝利に向け一つになっていった野球部だが、廃部への動きは止められない。
経営でも野球でもライバル関係であったミツワ電器が青島製作所に攻勢をかけてきていた。
会社の合併話や強引な取引先への営業、野球部員の引き抜き。青島製作所は会社も野球部もピンチに陥っていた。
しかしここから青島製作所は底力をみせる。会社は新しい技術を開発し、新製品を売り込む。合併話・強引な営業にも負けなかった。野球部は会社内で新戦力を発見し、快進撃を見せライバルのミツワ電器に勝利したのである。
「一点ずつ取り合うシーソーゲームもいいが、私としては点差を追いつき逆転するところに醍醐味を感じるんだ。一点ずつそれぞれが加点して四対四になったのではなく、最初に四点取られて追いついたのだから、この試合は面白い。絶望と歓喜は紙一重さ。まるで、何かと同じだな。」本文より
かつてアメリカの大恐慌から復活させたルーズベルト大統領は「野球で面白い試合は八対七だ」と語ったという。
その言葉がピッタリなこの小説。どんな相手でも諦めずに人生を追い続けた男たちの物語です。

鈴木の今週のドライヴスポット 「護国神社」

2013年04月04日 日記

皆様はじめまして!
スズキアリーナ水戸桜の牧、営業担当の鈴木です。
今月より、毎月第一&第三水曜日に、私、鈴木が実際に行ってきたオススメのドライヴスポットをご紹介させていただきます。

今回ご紹介する場所は、茨城県水戸市の偕楽園桜山にあります「護国神社」です。

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護国神社は、日本の永遠の平和と隆昌とを願いつつ、日本民族を守るため尊い生命を国のために捧げられた人々の御霊をお慰めしようとする、全県民の深い敬愛と尊崇の念が結集して、昭和16年11月水戸桜山の現在地に創建されました。
現在では結婚式や初宮参り、七五三などで、多くの参拝客で賑わっています。

この季節になりますと、桜山の桜が見頃で、水戸駅周辺でお花見するオススメのドライヴスポットです!
知ってる方もいるかと思いますが、会社行事で4月1日に護国神社でお花見をやってきました。
丁度満開の時期で、県内・県外問わず、多くの観光客でにぎわってました。
桜も綺麗でお酒も進み、この時だけ仕事のことを忘れられます。(笑)

今が満開の時期ですので、お花見をする場所でお悩みでしたら、お休みの日や仕事終わりに是非行ってみて下さい!!

【アクセス】 「護国神社」 茨城県水戸市見川町2-1

佐久間の今週の一冊

2013年04月01日 日記

今週の一冊は阿川大樹さんの「インバウンド」です。
インバウンドとは・・・・通販等で利用するコールセンターお仕事。
電話を受けることを意味するのだが、プロとしての対応はいかにしてお客様に感謝してもらって会話を終える。顔が見えないから安心な面もあるかもしれないけれど、顔の見えない相手の声だけを頼りに対応するのはかなり大変で、相手が何を求めて電話をかけてくるのかわからないだけに、対応する側の知識と会話テクニックは重要で、どんな仕事でも携わる仕事に対しての知識は自分で掴み取っていくしかない。
沖縄から意地を張って東京の短大に進学し、それなりの会社に就職した理美。 現実は甘くなく、リストラされ両親に内緒で戻った沖縄でゲストハウス暮らし。 ハローワークで紹介された仕事はコールセンターだった。日々、いろんな困ったタイプの人から電話がくるセンター。 コールセンターの内実がリアルに描かれています。 うまくさばいていく先輩に憧れたり、ヘルプに入ってくれない上司にいらいらしたり。 そして、電話応対のコンクールを目指せという業務命令が理美に。
コンクールの結果は残念ながら二位であった。優勝者は当時の上司であった、我那覇。新しい上司が来て去って行った元上司だった。我那覇を理想の上司としていたため、複雑な心境であった。東京で働いていた時、リストラされて傷心の中故郷の沖縄に帰った理美は、電話対応コンクール今この舞台に立つことが想像できたのだろうか?自分に自信がついた理美の人生は劇的に変化していく。
個人的に興味深かったのは、オペレーターが芸名を持っていたこと。芸名をもつことで、「本当の自分」と切り離して仕事できるので、冷静に働け、仕事を背負い込むこともない。本当の笑顔よりも、「ウィスキー」と言った方が顔が笑顔になるという事。
 「プロとして応対するのに、真心は要らない。真心があっても必ずしも伝わらない。大事な事は真心を込めて対応してもらったとお客様が感じる事。」 だった。
通販の電話を対応している人たちは皆プロ意識の高い人たちです。
そんなコールセンターの小説で非常に読みやすい本でした。