佐久間の今週の一冊
2012年06月11日 日記
今週の一冊は池田貴将さんの「動きたくて眠れなくなる」です。
人は感情の生き物です。
やってみたいと思うでも不安で手を出せなかったり、やるべきことでも面倒くさくて手が出なかったり。
いつもうまくいくのにプレッシャーで望む結果が出なかったりする。
自分の行動は自分の考えで決めている。でも行動に移せるかどうかはその時の感情次第。うまくいくかどうかも同じです。
本当は、自分の行動は全て感情に支配されています。
多くに人は感情について知ろうとしていません。どう向き合うかもよくわかっていないのです。
「自分の感情は周りの状況が決めているもの」「感情に負けるのは心が弱い証拠だから」
と思われているからだ。
そうだとしたら、人生の大半は感情の力に押し流されていく。
でも、感情は脳の中で起きているただの化学反応だから、自分の意思でコントロールできる。
法則をつかめれば、その力も活用できる。
無駄な感情はひとつもない。感情と正しく付き合うには自分の感情を全面的に信頼する。
人は感情を求め、痛みを避ける為に行動する。子供の頃は快感を優先し、大人になるにつれ痛みの感情を優先しやすくなる。
辛いことやプレッシャーになることを避ける為の行動が中心になっていく。
これは仕方のないことで、年を重ねるごとに色々な痛みを知ってしまうからです。
感情はみんな平等。どんなに立派な人でも不安やプレッシャーを感じない人なんていません。
一般的な痛みの捉え方は・・・・・
怖い・・・過去に嫌な思いをした。避けるべきことだ。
傷ついた・・・自分が下に見られた。馬鹿にされた。
怒り・・・許すんじゃない。このままにしておくな。
イライラする・・・思い通りに行っていない。体に悪い。
落胆・・・自分の力ではどうにもならない。どうせ自分はだめだ。
罪悪感・・・全力で消す必要。最悪なことをした。
絶望・無力感・・・どこにも行けない。もうどうにも成らない。
孤独・・・私は愛されていない。私は誰からも必要とされていない。
多くの人はこんな風に「動きたくなくなる」意味づけをしている。
こんな感情は出来れば消したい。忘れたい。
でも感情は、逃げようとすれば追いかけてくるし、無視すればするほど、どんどん大きくなるので、結局「動きたくなくなる」意味づけに従ってしまう。
でも、もし自分にとって不利に動く感情があるとしたら、それは感情が悪いんじゃない。
その感情に「持たせている意味」がそうさせている。
痛みの感情も一種の警報機みたいなものだと思ったほうが良い。
痛みの感情はあなたに「そうならないように行動を変えろ」と知らせてくれている。
感情は常に人生がより良くなるようにメッセージを送っている。
メッセージを受け取ったら、行動を変える。
行動を変えたら、感情に感謝して、その感情を手放そう。
そうすれば、感情はもっとがんばって、もっとあなたが望む結果を出せるように力を出してくれるに違いない。
敵だと思っても、味方だと思っても感情はその通りになるのです。