佐久間の今週の一冊
2012年04月02日 日記
今週の一冊は中谷彰宏さんの「仕事の極め方」です。
私は中谷彰宏さんの本を最近よく読みます。わかり易い言葉で、短い言葉でも響くことが多いからです。
「仕事の極め方」といっても、難しい言葉ばかりではなく、自分自身ハッとさせられる言葉が多くありました。
いくつかご紹介したいと思います。
キャリアはよく積めといわれますが、キャリアは積むものではなく、極めるもので自分の強みを更に強くすることを、
キャリアを極めるということなのです。
言葉は人を変える力をもっています。また、即効果を発揮することもあります。
また、しばらくたってから急に、効いて来ることもあります。
一回目は効果がなくても、二回目に読むと最初は気づかなかった意味に気づけることもあります。
理由は3つ
①一回目は表面上だけを捉えていた。二回目は、奥の意味まで読む余裕が出来た。
②読む自分が経験した分、経験と照らし合わせることが出来るように成長した。
③二つ以上の言葉が積み重なって意味に気づいた。
ひとつの言葉の意味に気づくと、次から次へと気づきが連鎖していきます。
言葉は意味を取り出してあげないと、力を発揮できません。
この本の中でも数々のメッセージがありました。
・問題が多いのは、能力があるからだ。
あなたが抱えているトラブルとアクシデントとクレームと失敗の問題の合計が、あなたの能力です。
問題が多いのは、能力がないからではありません。
能力がなければ、問題にも気づきません。能力があるから、他人が気づかない問題に気づくことが出来るのです。
・本当に優しい言葉は、耳に痛い
うまくいっていない時ほど、優しい言葉をかけてもらいたいものです。
でも、時には厳しい指摘になることがあります。それを聞くと「優しくない」と思い込んでしまいます。
運命の扉を開く言葉は、時に厳しい言葉になります。
そこでハッと気づける人もいます。優しい言葉は誰でもキャッチできます。
厳しい言葉に愛を感じましょう。
・強い相手でも相手が80%しか出さず、あなたが120%出せたら勝てる
どんなに強い相手でもあなたに勝つチャンスがあります。
相手が80%しか出さず、あなたが実力の120%出せば、あなたの勝ちです。
人は自分より強い相手には実力以上の力を発揮します。
自分より弱い相手に実力を発揮する方が難しい。
有利なのは実力が下のあなたの方です。
・どんなに忙しくても、帰るお客様を直接見て挨拶しよう
お客様が帰るとき、背中越しから聞こえる挨拶してませんか?
帰りの挨拶ができないと、お客様はちょっと寂しい気分になります。
ちょっと寂しい気分になったところへは二度と行きません。
逆にちょっとうれしい気持ちになった店へは、お客様はまた来てくれます。
お客様は寂しがりやです。店側の心理だけでは、お客様の心理はわかりません。
・ほめるというのは、相手に負けること。相手に負けるには自信が必要
相手を褒めるというのは、自分が負けることです。
自分が負けるということは、自信がないと出来ません。
自信のある人間は相手を褒めることが出来ます。自信がないと、相手を褒めたり、相手に感謝したりしたら相手になめられると勘違いしてしまいます。
人を褒めていく事で、逆に褒めた人に自信が付いてきます。
褒めた側は謙虚になれます。その人のパワーは付いてくるのです。
・準備期間は長く、決断は一瞬
人は準備期間と決断時間を混同してしまいます。
準備は時間をかけると良い、周到な計画が立てられます。
決断は結局どんなに時間をかけても同じ、長い決断は失敗。
あなたの今迷っている、今あなたのやっていることは準備なのか決断なのか、どちらかを考えましょう。