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佐久間の今週の一冊

2012年02月20日 日記

今週の一冊は川北義則さんの一流の人の話し方です。

軽い会話、表面的な会話から人間の付き合いは始まります。

そこから濃密な人間関係が築かれることもあれば、そのまま軽さと葉面だけの付き合いを保つ関係もありますが、

それもいいのかもしれません。そのバリエーションの豊かさが人生を楽しく充実したものにしてくれます。

と筆者は初めに書いています。

話すということの大切さを感じた言葉でした。

営業という仕事は、話すことが仕事といっても過言ではありません。

しっかりとした言葉遣いはもちろん、相手をひきつけるような言葉。また会いたくなるような言葉を是非学びたいものです。

この本にはそういった言葉を使える人になるな内容が書かれています。

・「上から目線」を捨てなさい

いばらない言葉遣いが人を引き付ける。

相手によって言葉を使い分けない。

威張っている人に偉い人はいない。

・主役の話し手を気持ちよくさせる。

上手な合いの手がいれられますか?

会話を気持ちのいいものにするには、まず聞くことが大切。

相手の発言、理解、知識、実績を素直にリスペクトする言葉は、相手を「快」にする。

逆に、こちらの主張を暗に正当化したり、相手に自分の至らなさを意識させてしまうような言葉は、相手を「不快」にする。

「合いの手」を入れるのは主役ではない、脇役の役目。その主役を「快」にしてあげるのが、合いの手の存在理由。

「合いの手」は、時に効き目のある「愛の手」にもなり得る。

・悩む相手を救う会話術。

真剣な会話をするには以下のスタンスが必要。

1.相手話をきちんと聞く

2.その意味するところを正しく理解する

3.それに対して自分なりの考えを的確に表現する

しかしこれをきちんと行うには、相手の言葉や自分の言葉を、自分の脳で「熟慮する時間」が必要です。

それが「沈黙」です。

沈黙という「間」を使って、相手は何を考えているか、自分はどう考えてどんな言葉をいうか、それを整理するのである。

一流の人間、上質な人間は沈黙を恐れない。沈黙の後に出された一言は、相手の悩みや迷いを一瞬にして消してしまう力があることを知っています。

・「会話のキャッチボールのルール」

マイストーリーは相手の心を閉ざしてしまう。

日常生活における会話はキャッチボールのようなもの。

もし、肩慣らしやウオーミングアップのためのキャッチボールの最中に、予告もなしに剛速球や変化球を投げられたら、受ける側は大変です。

自分の得意なウイニングショットをもっていても、いきなり投げられたらびっくりしてしまいますよね。

求められなければ「マイストーリー」は話さない。

人間関係は言葉一つで変わるんですね。

人間はとにかく面白い、面白い人間にどれだけ多く出会えるかによって、自分自身の面白さも変わってくる。

人生の入り口が会話であることを忘れてはいけないのです。

ある意味生き方の参考になる本なのだなと思いました。

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