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佐久間の今週の一冊

2011年11月14日 日記

今週の一冊は鴨下一郎さんの「朝が弱いが治る本」です。

いきなりですが、皆様に質問です。

以下の設問にあてはまるものを選んでください。

・自由にスケジュールが組めたら、朝は九時まで寝ている・。

・毎晩寝る時間が不規則

・いつも12時を過ぎるまで眠くならない

・午前中は頭がボーっとしている

・目覚まし時計がなければ起きられない

・夜遅くなってから、ついお菓子などを食べてしまう

・休みの日は昼過ぎまで寝ている

・朝食を食べないで家を出る

・寝つきが悪く、時々睡眠薬を飲んでいる

・夜、トイレに起きる

以上の設問のうち5個以上にあてはまった方は朝に弱い夜型人間です。

最近「朝ぱっと目覚めることができない。」「朝に弱くて、午前中は体がだるい」などという若者が増えているそうです。

その中でみなさんは「自分は低血圧のせいで朝に弱い」と思い込んでいる人は多いのではないでしょうか。

確かに朝が苦手という若者たちは増えているようです。「早朝不全症候群」といってもいいかもしれません。

それぞれ理由はあるでしょうが、朝起きれないということは、夜快適に眠っていないということだそうです。

心地よい眠りを得られなければ、翌朝辛くて起きられない。これは当たり前です。

私たち現代人が眠ることに苦労するようになったのは、一つに暮らし方の変化があります。

19世紀くらいまでの人間は、日が暮れると活動を停止し、ゆっくり休みを取るというのが、一般的な生活だったと想像できます。

昼は活動し、夜は休息するといった生活スケジュールは、自然のなりゆきでした。

しかし現在、朝まで営業の店が増え昼も夜も同じように活動する生活リズムが出来上がっています。

朝起きられない人には様々な原因が考えられます。ですが、うつ症状による不眠や、睡眠覚醒スケジュール症候群などの病的な睡眠障害でない限り、

実は、朝起きるほどの理由がないという人が、ほとんどなのだそうです。

「自分は何のために起きるのか?」

会社があるから・・・朝起きるのが自然だから・・・

人それぞれに理由があります。不規則な生活は体のバランスを崩し、快適な生活が送れなくなりますので朝起きるのは大切です。

ここで言いたいのは自分自身が朝起きたい理由があるかということです。

自分自身にやりたいことや目的があれば、誰かに強制されることがなくても起きられるのです。

会社には別に行きたくないけど、仕方がないからいってるだけ。趣味もないし、好きな人もいない。旅行に出かけても、ツアーで予定が組んであるから

朝起きるけど、別に行きたい場所があるわけじゃない・・これでは、朝が起きるのがつらくて当然です。

このような人たちは、自分の人生に、楽しいことを何も見出していないのでしょうか。

子供のころ、みなさんはどうやって起きていたでしょうか?

お母さんに起こしてもらう人、自分で目覚ましで起きる人、目覚ましが鳴る前から目が覚めていた人、起こされて起きなくて遅刻して他人のせいに

してた人・・・いろいろな起き方がありますが、この差は大きいものです。

普通は、子供のころは誰かに起こしてもらっていても、自我が芽生えてくると自分の意思で起きるようになります。

遅刻をしたくないから、無理をしてでも起きるわけです。ところが、ずっと起こされてしぶしぶ起きていた人は、

起こされたから起きてあげるといった「させられる人生」「してあげる人生」を送っていたと言えます。

このことは、単に起きる話だけにとどまらず、親が高校に行けといったから行く。大学に入ってほしいと言われたから勉強する。

何一つ自分の意思で決めずに生きてきたという人も少なくありません。

子供のころからずっと、起こされてやっと起きていた人は、自分で意思を持って起きるという訓練をしていません。

つまり、起きるための理由を自分で探す必要がありません。ですので大人になっても起きる理由がないままです。

朝起きられないということは、自分では意識しないうちに「させられる人生」を歩んでいることになります。「起きる」意思を持ち、

自分で自分をコントロールできる自我を確立させることが大切です。

朝起きれずに損をするのは自分。会社で働くと決めたのも、この先誰かと結婚しようと思ったとしても、こういう人生を送ろうと考えても決めるのは自分です。

決めるのは自分であると気が付きさえすれば、朝は自然に起きれるようになるはずです。朝起きることも眠ることも、大きく回っている人生の出来事の一つ。

「人生に目覚めれば、朝も目覚める」

とても良い言葉だと思いました。

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