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佐久間の今週の一冊

2011年10月31日 日記

週の一冊は和田秀樹さんの「あれこれ考えて動けないをやめる9つの習慣」です。

筆者の和田秀樹さんは、高齢者専門の精神科医です。

普段高齢者に接していると、今後の人生のために学ぶことがいっぱいあるそうです。

若いうちに焦って出世しようとするよりも、いつまでも現役でいられる方が幸せだとか、年長者や偉い人にとりいって

偉くなっても部下をかわいがっておかないと、歳を取ってから生き残っているのは部下の方なので惨めな思いを

するとか、逆に若い人間をかわいがっておくと、あとあと見舞いや自分のことを心配してくれる人がそれだけ多いとか、

さまざまな患者さんを見ていく中で、人生観を変えてくれるような教訓が得られるようです。

その中で最大の教訓は、人間の死ぬ確率は100%。つまり、いつかは必ず死ぬということだ。

筆者はあれこれ考えるより、動かないと損だし、後悔する。と考えたそうです。

あれこれ考えて実行がなかなかできない人というのは、本来は知的だし、慎重でまじめな人なのでしょう。

そういう潜在能力のある人が、もう少し充実した人生を送れるのです。

その手助けとしてこの本は書かれています。

習慣1・・・とにかく動く

「完全」をもたない。「安全」だと判断したら動けばいい。

「不安」は、考えるほど大きくなる。「不安」はめったに起こらない。

習慣2・・・できることだけ、やる

楽はすばらしい。「できること」「好きなこと」をまず選ぶ。

アピールできなければ負け。「おいしい」物から食べる習慣を。

「無理しないこと≒甘え」じゃない。

習慣3・・・他人に頼る

「お願い」できない人は人生で損をする。苦手なことは人に頼ろう。

世の中は「頼り頼られ」成立している。

甘え上手は得である。頼られて嫌がる人はいない。

習慣4・・・計画しない

「予定は変わって当たり前」時間がどれだけあるか気にせず、思いついたらやり始めよう。

意味のない段取りにとらわれない。

失敗しても「変えられない」のが一番悪い。

習慣5・・・休む

1週間、何もしない。

すると、不思議なことに、「何かしたくなる」

疲れていたら何もできない。

何もしないのも行動の一つ。

楽しい時間を優先する。

習慣6・・・失敗してみる

「自分は勝てる」と信じない。

「勝てればラッキー」くらいの軽い気持ちでどんどん失敗せよ。

ダメだったのは自分ではなく「やり方」。

自信がない方が、心が鍛えられる。

習慣7・・・感情にしたがう

「思い」を忘れない。

とりあえず「棚上げ」してチャンスを待つ。

日本的道徳観を捨てる。仕事を選り好みしてどこが悪い。

感情は変わっていくものである。

習慣8・・・マネする

自己流をやめる。

優秀な人ほど、人のマネをする。

できない人ほど、オリジナルにこだわる。

習慣9・・・法則を見つける

「失敗の法則」に目を向けると、どんどん動ける場所は狭くなる。

「成功の法則」だけ見る。

「成功した理由」を考える。

「他人の失敗」に敏感にならない。

以上9つ

少し考え方を変えるだけで、世界は変わってくる。成功している人うらやんでいるだけでは自分自身は変わらない。

なぜ勝てたのかを考え、それを実践していけばいい。

成功するために最も必要なのは、成功への方法論。

普通のレベルの成功は、才能に勝るのではなく、成功の方法論を知り、それを実践することで簡単に手にできる。

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