佐久間の今週の一冊「人は暗示で9割動く」
2011年09月05日 日記
今週の一冊は「人は暗示で9割動く」です。
暗示という言葉を聞くと人を催眠にかけて騙すのでは?
などと考えてしまいますが、けっしてそうではありません。
人と人の間において、コミュニケーションにまつわる悩みは尽きません。
どんなに理論的に話しても、キチッと意見を言っても、相手が一向に耳を傾けてくれない。
悪くすると反発されてしまい、上手にコミュニケーションをとれない。
ましてや人を動かすなんて、カリスマ性がなければないと・・・
などと思ってしまうのは当然です。
この本の中で「暗示コミュニケーション」という言葉が出てきます。
これが解決策です。これは、「言葉づかい」「表情」「しぐさ」にちょっと気を配るだけで、
人に好かれながら「あらゆる場面」でスイスイと人を動かしてしまう心理術です。
この3つは人の本音を示すコミュニケーション、言うなれば暗示コミュニケーションの働きをします。
そして、そういう暗示的な意味合いの方が、表面的なやり取りよりもずっと大きな影響を及ぼします。
人と接するときは「セリフ」に注意するのではなく、セリフの伝え方、表情にも気を配らなければなりません。
相手が前向きな気持ちで、行動を変えたくなるようなアプローチが重要です。
相手を安心させることがまず第一歩。
意識して行っているのか、あるいは数多くの経験をもとに自然とおこなっているのかは別として、
実はできる人の多くが「暗示コミュニケーション」を実践しているそうです。
もしかしたら、暗示という言葉に違和感を覚えたり、難しそうと感じるかもしれませんが、そもそも会話には
多くの暗示が含まれており、あなたの本音が丸見えなのです。
私たちが想像する以上に人の心は微妙で、うつろいやすい。ちょっとした言動で心が波立ったり、穏やかになったりします。
だからこそ、「わかってほしいこと」をズバッと言うな!このルールを忘れてはいけない。
さもないと人間関係にヒビが入り、話を聞いてもらえなくなってしまいます。
人に好かれて、仕事も人生も楽しむには「暗示コミュニケーション」の存在に気づき、早く実践することです。
・自分の思いをうまく伝えたい人
・もっと人に好かれたい人
・人間関係を壊さずに、相手を説得したい人
・人の力を上手に借りたい人
などといった人にお勧めの一冊です。私は全部当てはまったかもしれません(笑)