« 入梅しましたねぇ。 | TOP | 茨城のメロン。 »

佐久間の今週の1冊

2011年05月30日 日記

今週の一冊は、松下幸之助さんの「人生と仕事について知っておいてほしいこと」です。

皆様ご存じのとおりと思いますが、松下電器の創設者として松下幸之助さんば大変有名な人物です。

松下幸之助さんはほかにもたくさんの著書を書いております。

PHP総合研究所がこれまでの松下氏の、著書や発言をまとめ編集した一冊です。

この本の中には松下氏の人生や仕事に直結している人間観・人生観・仕事観を厳選して書いてある本です。

人間観・人生観・仕事観に分類し心に特に響いた言葉をまとめてみました。

人間観

欲望も使い方次第

欲望は生きる力である。その満たし方、戒め方が適切であり適当であれば、いかなることもできるのではないか。

事なかれ主義では発展しない

世の中はいっさいが対立しつつ調和している。言うべきを言い、そのうえでなるほどと調和をすることが大事である。決して事なかれ主義に陥ってはならない。

和を貴んで情けを知る

日本には伝統的な大和魂がある。中でも大切なのは、和の精神である。情けを知り、和を以て貴しとする国民。その心の上に立ってこそ、物も心も豊かになれるのではないだろうか。

人生観

人の才能を伸ばす努力

才能をどれだけ生かすことができているかという問題に、はたして何冊のノートを費やしているだろうか。

利害にとらわれて心を悩ませない

自己の利害だけでものを見ない。自分のものは、自分のものではない。そういう考えをもっていれば、悩んだりする必要もなくなるのではないか。

人間の値打ち

文武両道であるとともに、世の情け、慈愛の心が備わっているかどうかが、昔の武士の時代には問われた。それが、武士の値打ちとされた。強いからといって人を見下げていないか。弱い人にも偉そうにせず、十分に付き合っているか。

順調な時に苦しいことを忘れない

人間というものは、順調にいくと苦しいことを忘れてしまう。三回続けてことがうまくいくような時は特に危険である。そういう兆しに気づくことができるかどうか。

仕事を見つける努力をしているか

あなたの仕事は死んでいないか

どうしても嫌な仕事はしてはならない。面白い、好きだなと思える仕事にやはり取り組みたい。それは職種だけでなく、職階においてもそうである。そうでなければ、仕事が死んでしまう。

自分で自分を育てているか

自らの熱意と工夫をもたずして、自らを育てていくという覚悟なくして、成長はあり得ない。自ら考案してやっていくことが、本当の修練となり、成長もできると考えたい。

すべての人が「お得意先」に見えているか

道行くところの通行人すべてがお得意様であり、仕入れ先もお得意先である。そう考えるなら、毎度ありがとうございますと頭を下げたくなるのは必然ではないか。

といった個人的に心に響いたものを抜粋してみました。まだまだ書ききれませんが、どの言葉も心に響きました。

普段の生活・社会の中で大切なものを忘れているなと感じさせられました。

最後に松下氏は本の中で、ビジネスマンはみんなに愛されないといけない。あの人がやってはるのやったらいいな、物を買うてあげよう、と、こうならないといかん。そうなるには、奉仕の精神が一番大事です。奉仕の精神がなかったら、あそこで買うてあげようという気が起こらない。

ビジネスマンの一番大事な務めは愛されることである。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tax-isozaki.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/420

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)