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佐久間の今週の1冊

2011年05月02日 日記

皆さんこんにちは。暖かくなってまいりましたね。

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今週の1冊は、200万部を突破した岩崎夏海さんの「もしドラ」で有名な本です。

今年はアニメ化や映画化も決定しており、今年の大ヒット本です。

物語は高校野球のマネージャーが、ふとしたことでドラッカーの「マネジメント」に出会い、衝撃を受け

野球部という「組織」を部員や先生や学校を巻き込んで、甲子園を目指すといった内容です。

この「マネジメント」を書いた作者は、ピーターFドラッカーという人は「経営学の父」と呼ばれ63歳の時の作品です。

「マネジメント」の素晴らしさを、一人でも多くの人に分かりやすく書かれた本で、4時間ほどで読むことができました。

個人的にはこの3つが印象に残りました。

①イノベーション

これまでの常識を捨て、新しいことを始める。組織の中ではなく組織の外にもたらす変化。

これまでの古いものを計画的に捨てる。昨日を捨ててこそ資源、特に人材という貴重な資源を新しいものに解放できる。

物語ではこれまでの高校野球の戦い方であった「送りバント」や「ボールを打たせる投球術」を捨て、今までの高校野球の常識を覆す作戦で予選を戦います。

②マーケティング

顧客の欲求・現実・価値を知ること。価値を決めるのは顧客である。

物語では、部員一人一人や監督ともう一人の病弱な主人公と面談を行わせ、欲求や不満や考え方などを知り、野球部の組織をよりよいものに変化させます。

③真摯さ

人や組織を動かす為には、その人が真摯でないいけない。結果よりもそこまでのプロセスが重要。プロセスがしっかりしていれば良い結果はでる。

物語では主人公が一つ一つコツコツとマネジメントを進めていくと、周りの協力もあり最終目標である「甲子園」に。命令や見本でもなく真摯に向かう姿勢が良い結果を生み出している。

マネージャーの根本的な資質は才能ではなく、「真摯さ」だそうです。「真摯」とは、辞書で調べると「まじめでひたむきなこと。一所懸命に物事に取り組むこと」と記されています。

「マネジメント」をこの物語では、高校野球を用い分かりやすい内容で書かれています。

ビジネス書というよりも青春物語といってもいいのかもしれません。

特に最後のページあたりになってきますと、涙なしでは語れないほどです。

この本を読み終えたとき、目が潤みました(笑)

話題の1冊読んでみてはいかがでしょうか?

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