今週の1冊「やめる禁煙、治す禁煙」
2011年04月18日
今週の1冊は薗はじめさんの「やめる禁煙、治す禁煙」という本です。
私自身喫煙者です。吸い始めてはや10年が経過しました。
そろそろ禁煙を・・・・と考えていたときにこの一冊が目に留まりました。
日本は世界と比べると、禁煙後進国です。
WHO(世界保健機構)はタバコによる年間死亡者数を世界で500万人と推計。2030年には少なくとも1000万人とされています。
日本では年間10万人ほどが犠牲にあっているそうです。
日本でも喫煙をめぐる環境はこの10年間で大きな様変わりをしています。禁煙化が進んでいます。
ですが、世界と日本とでは大きな差があります。
それは、受動喫煙です。世界では公共の場では完全禁煙化が進んでおりますが、日本では分煙のみです。
「完全禁煙化」この言葉が日本の今後の課題であるといえます。
それはもとより、タバコはなぜおいしいのでしょうか??
タバコは依存性のある薬物と一緒です。ニコチンは吸うと10秒足らずで脳に達します。
達する時間が短ければ、依存性が高いとされています。
脳に達すると脳のアドレナリンと前頭葉のドーパミンを刺激し「快感」という報酬を呼び覚まします。
これがいい気持ちや落ち着くといった効果を生み出すのです。
喫煙を繰り返せば、ガン以外にもくも膜下出血、心筋梗塞、不妊症、肺気腫、気管支炎などなど様々なリスクが増えます。
病気と病死の原因ナンバーワンはタバコによるものです。
この本を読み進めると最後には「タバコは20世紀最大の疫病・国が認めた例外的な欠陥商品」と書いてありました。
禁煙は、やめられないわけをよく理解し、適切な知識を支援を受け進めることが重要です。
意思だけの限界を補う為に、今は病院での禁煙する方も増えています。
私もこの本を十分に参考にしながら、禁煙を勧めていければと思いました。
PSやっぱりタバコは怖いですね・・・・・・