「情熱のスイッチ」佐久間の今週の一冊
2012年10月08日 日記
今週の一冊は齋藤学さんの情熱のスイッチです。
情熱こそ才能である。
いかに優れた才能を持っていても、それだけで、成功できるほど世の中は甘くない。素質に恵まれ、将来有望されながら、
開花できないまま生涯を終えた人も多くいます。
その一方、本来の素質がどうであれ、頭ひとつにけだし手活躍している人、輝いて見える人も極めて多いのも事実です。
この明暗はどう分かれるか、「努力」「運命」「出会いなども関係している。
その前提として共通して持っているものがあります。それが「情熱」です。
情熱の強さ=精神の強さ。
壁にぶつかっても乗り越えようとする意欲の源です。
昨今この情熱が不足していると齋藤さんは、指摘しています。
今の若い人達は素直でまじめで優しい人達ばかり。
だが、熱さが足りない分保守的でくじけやすい。失敗を恐れるあまりチャレンジ意欲が乏しい。
彼らだけの問題ではなく、日本全体も情熱を失い欠けている。
その背景には、日本経済の豊かさがある。
しかしこのような心地よさは長く続かない。経済が減少し、働き口が減少する。
一方、海外では新興国が台頭し、日本を次々と追い抜こうとしている。
情熱を失ったままでは厳しく、阿須しい日々が待っている。
そこで、取り戻すべき情熱「ちょっと頑張る」のではなく、「どうしてもやり遂げる」「絶対にあきらめない」という強さ。魂を心に持つことが重要。
日本人は欧米人や他のアジア人のような肉食系ではない。闘争的な態度はとらず終始穏やかである。
しかしそれと情熱は別である。感情を表に出すことが苦手でも、内部ふつふつと煮えたぎってさえいればそれでいいのです。
「好き」とか「興味・関心」を持っているものから、ちょっとした出会いをきっかけにして広げてみよう。
ひとつでも良い周囲の人より、多少知識や技術を持っているとそれだけで自信がもてます。そして更に上を目指しましょう。
この本の中では「情熱の魂」のような日本人を取り上げつつ、その発想の原点や精神のよりどころなどが書かれています。
日本人の情熱を呼び覚ませ!