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村山の今週の逸品 「ジョンスメドレー」

2014年04月16日 日記

スズキアリーナ水戸桜の牧の村山です。
今週はジョンスメドレーのニットを紹介したいと思います。

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ではブランド紹介です。
1784年にダービシャー州マトロックのリーミルズにピーターナイチンゲールと共同経営者のジョンスメドレーによって設立されました。
設立当初、綿花の紡績と生地造りに専念していましたが、18世紀の終わり頃には編み物や靴下製造にまで広げました。 この頃ナイチンゲール家は会社の資産を一部保有していたもののジョンスメドレーが単独で工場を経営するようになっていたそうです。
ちなみにこのピーターナイチンゲールですが、かの有名なクリミア戦争で献身的な介護活動をしたことで知られるフローレンス・ナイチンゲールの叔父にあたるそうです。
1819年ジョンスメドレーの息子であるジョン2世が工場で見習いとして働き、6年間の修行を経た後24歳で経営を継ぎました。 優れた行動力と先見の明を持ち「製品を完全に仕上げる為に必要な全工程は一貫して工場内で行い、原料には最上級の品質を用いるべき」という理念を掲げて工場の近代化と拡大を図りました。これらの方針が会社の成功の基礎となり今なおその理念は引き継がれているそうです。
有能な職人を増やし、今ではその職人達の子孫が工場で働いているそうです。
1875年に亡くなったジョン2世には後継者がおらず、事業は従兄弟であるJ.T.マーズデン・スメドレー(ジョン3世)が引き継ぎます。その二年後の1877年に彼が亡くなると、会社は息子のジョン.B.マーズデン・スメドレー(4世)に引き継がれました。 ジョン4世は会社の拡大をこれまで以上に進め、70年に渡って会長の職につきました。この間、最新の編み機を導入し、下着の生地からスイムウェアやナイトウェアへの取り組みに事業を拡大しました。このことが基盤となりニットウェアを海外市場へ進出させることになりました。
220年経った今でも変わらぬ場所にあり、事業の成長を支えてきた家族の大切さを継承しているそうです。

ジョンスメドレーは私が一番好きなニットブランドです。やはり素材が素晴らしく肌触りも最高です。ブランド紹介にも書いてある通り、原料も最上級の物を使い生産も全て自分の工場で行い220年経った今でも変わらぬ場所にあり、事業の成長を支えてきた家族の大切さを継承しています。
そんな歴史があるブランドは素晴らしいなと思います。

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