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村山の今週の逸品 「ジャランスリワヤ」

2015年11月23日 日記

スズキアリーナ水戸桜の牧の村山です。

最近また寒くなりましたね。
今回の逸品はジャランスリワヤの革靴を紹介したいと思います。

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それではブランド紹介です。

1919年にテデ・チャンドラによってインドネシアで創業した靴工場JALAN SRIWIJAYA(ジャラン スリウァヤ)は、
オランダの植民地であったことから外国人向けのミリタリーブーツを手掛けていました。
その後、経営者の息子ルディ・スパーマンが「これからは平和の時代だ」という想いから、靴の聖地であるイギリスのノーザンプトンで修行を積み、
フランスで皮革の生産を学び「ハンドソーンウェルテッド製法」での靴作りも可能にしました。
そして2003年に待望の「JALAN SRIWIJAYA(ジャラン スリウァヤ)」ブランドが誕生するのです。

ハンドソーンウェルテッドはビスポークシューズによく用いられておりグッドイヤーウェルテッド製法の原型ともなる製法です。
19世紀後半にグッドイヤーウェルト製法が開発されて以来、時間と労力がかかり大量生産には向いていないこの製法は、
徐々に減少の一途を辿り、高度な技術をもつ職人も居なくなるにつれ、とても貴重な製法になってきました。

この製法は、最後のアウトソールの縫いのみを機械で行い、あとの工程はすべてハンドメイドで作られています。
最大の特徴は手縫いでなくては不可能な、曲がった針を使って行う「すくい縫い」。
熟練の職人によりアッパー、中底、ウェルトを松脂を擦り込んだ麻糸で縫い付けていきます。
グッドイヤーウェルト製法に使われる、リブと呼ばれるパーツを使用しない為、返りがよくとても軽い履き心地を味わうことができます。
そして、構造上インソールの下側にウェルトを縫い付ける為のリブを掘るため、インソールの厚さは通常の革靴より厚いものを使用し、
結果的に履きこむことにより足に沿って沈みが生まれパーソナルレベルでの履き心地の良さが実現されます

しかも、アッパーにはフランスのデュプイ社(エルメスなどに使用されている)やアノネイ社のトップグレードのカーフを使用しており、底材にはベルギーのアシュア社のレザーを使用しています。また、ハンドソーンウェルテッド製法が魅力の一つでもあります。この製法はすくい縫いまで手縫いで行い、最後のアウトソールのみ機械で縫う「九分仕立て」です。長時間の歩行に適し、独特のフィット感があり、丈夫で、ソールの張替が可能です。

以上のようなクオリティで、基本的には3万円以下で手に入るといった驚きのコストパフォーマンス。靴全体はインドネシア製なので、このコストパフォーマンスが実現できています。これだけのクオリティなら6~7万円してもおかしくありません。

コスパに優れた、ジャランスリワヤはいかがでしょうか?

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